与論島には太陽の光と潮風をいっぱい浴びて育ったサトウキビをそのまま炊き上げて作る砂糖「キビザラメ」があります。
最近ではネットや雑誌、インフルエンサーや料理研究家にも取り上げられ、人気のお砂糖です。
与論島のキビザラメとは?
1. キビザラメって何?
「キビザラメ」とは、サトウキビを原料にしてつくられた粗めの砂糖のことです。
与論島では“島で採れたサトウキビ100%”を原料に、精製を最小限にとどめたザラメ状の砂糖がつくられています。
一般的な白砂糖と違い、サトウキビそのものの香ばしさや風味、ミネラルをそのまま残しているのが特徴。
どこか懐かしく、やさしい甘さが口いっぱいに広がります。
•与論島産サトウキビ100%使用
•精製されていないのでミネラルを含む
•後味が軽い優しい甘さと芳醇な風味
•生産量が少なく、島内消費が中心の希少な特産品
2. なぜ与論島で作られるのか
与論島でキビザラメが作られるのには、きちんとした理由があります。
それは、自然・産業・文化の三つの要素がこの島で見事に重なっているからです。
(1)気候と風土がサトウキビに最適
与論島は鹿児島県の最南端、沖縄本島のすぐ北に位置する小さな島。
年間を通して暖かく、日射量が多く、海風が絶えず吹き抜けます。
この環境こそが、サトウキビにとって理想的な生育条件です。
潮風を含んだミネラル豊富な空気と、太陽の光が凝縮されて、糖度の高いサトウキビが育ちます。
(2)島の産業としてのサトウキビ
与論島では、主要農家の多くがサトウキビを生産しています。
島内には製糖工場があり、島で採れたサトウキビをそのまま島内で製糖できる体制が整っています。
つまり、「育てる」から「加工」、「販売」を島内で完結できるのです。
これは小さな島ならではの循環的な産業構造であり、地産地消の象徴でもあります。
製造を担う島唯一の製糖工場 南島開発
ここでは収穫したてのサトウキビをすぐに圧搾し不純物を丁寧に取り除きながらじっくり煮詰めて砂糖にしていきます
【南島開発での製糖の様子】
3. どう使えばいい?おすすめの使い方
キビザラメは、ただ甘いだけの砂糖ではありません。
素材の味を引き立て、香りを添える“調味料”として使うのがおすすめです。
•コーヒー、紅茶にひと匙 まろやかな甘みで苦味を和らげ、香りを引き立てます。
•トーストやお菓子作りに 甘く香ばしい風味とコクのある甘みに仕上がります。
•煮物、お料理に 素材の旨味を引き立て味に深みを出します。また、嫌みの無いまろやかな甘さと照りを足してくれます。
4. 購入、保存のポイント
•「与論島産サトウキビ使用」と明記されているかを確認。まれに産地の違うザラメを詰め替えただけのニセモノもあるので注意!
•湿気を吸いやすいので、開封後はしっかり密閉
•風味を保つため、高温多湿の場所を避ける
•生産量が少ないため、品切れ時期がある点に注意。最近では夏には完売、島内のスーパーから姿を消すほどの人気になりました。
5. 与論島キビザラメの魅力
与論島のキビザラメを味わうと、単なる“砂糖”ではなく、島の人々の暮らしと手間、
そしてこの土地の恵みが一体になっていることを感じます。
潮風の香り、南国の太陽、そして島人の手のぬくもり。
それらがゆっくりと溶け込んだ甘さは、どこか懐かしく、あたたかい。
だからこそ、与論島のキビザラメはただの「特産品」ではなく「文化」そのものなんです。
そんな与論島の文化と恵が詰まったキビザラメをぜひ一度ご賞味ください。
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